性機能障害とは、極致感、性交、勃起、性欲のいずれかひとつ以上欠けるか、もしくは不十分なものといわれています。その中でも泌尿器科系がん(精巣、前立腺、膀胱、腎臓)や直腸がんの手術後におこりやすい性機能障害には、男性の性欲減退、射精障害、勃起障害などがあります。
性に対する問題は医療従事者に相談するような内容ではなく、非常にデリケートでプライベートなものであると思い込んだりしていませんか。性機能障害の相談は、男性の場合泌尿器科となります。泌尿器科を受診し、適正な評価を受け治療法を選択します。
その結果、勃起不全であればクエン酸シルデナフィル(バイアグラ)などの薬物療法が検討される場合もあります。バイアグラは保健適応外なので、全額自費負担となります。この薬は副作用での死亡例も報告されていますので、必ず医師に相談の上、処方を受けて、適正に服用しましょう。また、バイアグラの使用に関しては医師が処方の前に必ず診察・心電図測定して心機能のチェックを行い、処方が決定したら服用に関する説明が行われます。
性機能障害があると、「自分は男性として性的な魅力を失った」と感じ、そのような自分を卑下するなど、自尊心の低下がある方もいます。しかし、性機能障害がおきたからといって、本来その人の持つ男らしさに何ら影響を及ぼすものではありません。
性機能障害のサポートにはパートナーの理解と支えが必要です。専門職からの説明時にパートナーに同席してもらうと、パートナーの理解がより深まり、適切な対応ができるでしょう。また、「いわなくてもわかるだろう」と、口を閉ざしてしまって気持ちがすれ違うより、いたわりの気持ちを持って話し合ってみるのもひとつの方法です。
一口に性機能障害といっても治療法、障害の程度、原因と個人差があり、また時間が経過するにつれて回復することもあり、長い目で経過をみていく必要があります。他人には相談しにくいことでもありますが、勇気を持って担当医に相談し前向きに取り組んでいくことが大切です。











