ピルは1周期中のホルモン量の変化により、1相性ピル、2相性ピル、3相性ピルに分かれます。 ピルには21錠の錠剤がみな同じ種類の製品があります。このようなピルを1相性ピルといいます。2種類に分かれているピルを2相性ピル、3種類に分かれているピルを3相性ピルといいます。
1相性ピルは、21錠の成分が皆同じものです。日本で認可されている低用量ピルの中では、マーベロンとオーソMが1相性ピルにあたります。中高用量ピルはすべて1相性です。また、近年海外で発売されている超低用量ピルも1相性です。1相性ピルは生理日の調整に便利なことから、ベテランユーザーの間で人気が高いようです。また、避妊効果がより高いと考える人もいます。欧米では60%が1相性ピルです。
2相性ピルは、ホルモン成分が2段階に変化します。日本で認可されている低用量ピルの中では、 エリオットが2相性ピルに当たります。エリオットでは、後半の黄体ホルモン量が前半の2倍になります。自然のホルモン変化に最も近い形と言えば、エリオットが一番です。
3相性ピルは、ホルモン成分が3段階に変化します。変化のさせ方は製品によって異なります。オーソ777は、卵胞ホルモン量は一定ですが、黄体ホルモン量が徐々に増加していきます。エリオットの前半と後半の間に第2相を入れることにより、ホルモン環境をなめらかに変化させようとしたものです。
トライディオール・トリキュラー・リビアン・アンジュの4製品は、巧妙な組み合わせの3相性ピルです。第2相ではエストロゲンの量を増やし、第3相では黄体ホルモン剤の量を増やして、不正出血圧力に対抗させています。
徐々にホルモン量を増やしていくというのが3相性ピルの基本的な考え方です。ところが、ノリニール・シンフェーズは、逆に第3相のホルモン量を第2相よりも少なくしています。つまりホルモン量を凸字型に変化させているわけです。これは休薬期間の早い時期に生理を起こさせる目的からです。注文どおりに行くこともありますが、生理が早く来すぎてしまうこともあるようです。
3相性ピルについては、自然のホルモンサイクルに近いという宣伝がなされています(自然のホルモンサイクルだと避妊効果はありません)。














