■ 若年性脱毛症とは
若年性脱毛症とは男性型脱毛症の一つで、20代〜30代という若い年齢で発生する脱毛症です。年齢的、肉体的にまだ老化が始まっているとは呼べない年代でありながら、毛母細胞が正常な毛髪サイクルを維持できなくなり、額の生え際や頭頂部の髪が細くなったり、抜け毛が多くなるなどして次第に薄毛が目立つようになってしまうのが若年性脱毛症の特徴です。
若年性脱毛症は、脂漏性脱毛や粃糠性脱毛といったものが複合的に発症するケースもあります。また最近では成長期真っ只中であるはずの10代の若者の中にも、若年性脱毛症に悩む方が多く見受けられるようになりました。若年性脱毛症の人によってその進行度合いは様々ですが、新陳代謝が活発なこともあり、早期に体質改善を図ることで比較的早く状態が良化するといった傾向は見受けられます。
■ 若年性脱毛症の原因
若年性脱毛症に至る具体的な原因というものは、実際には未だにはっきりと解明されていません。一般的にはホルモンバランスの崩れによるものが大きいと言われ、男性型脱毛症の主な原因とされる5αジヒドロテストステロン(5αDHT)の抑制が必要であるとされています。
確かにも5αDHTは若年性脱毛に少なからず関与しているいますが、他には、男性ホルモンが過剰で髪が抜けるということだけが原因ではなく、ストレスと栄養とライフスタイルの悪化が招いた複合的な要素が複雑に絡んだものであると推測しています。中には過剰に分泌された皮脂と古い角質が混り合い、毛穴を塞いでしまうため、髪が抜けるとする「角栓物質による脱毛説」を論ずる方もおられますが、これは全くもってナンセンスです。
脂漏性や粃糠性の脱毛症を併発している場合は、毛穴周辺の過剰な皮脂や角質を除去し、清潔に保つ必要はありますが、これらの症状を併発するケースはかなり珍しいのです。
■ 若年性脱毛症の対策
若年性脱毛症に対し薬剤は、男性ホルモンの抑制や頭皮血管の拡張というものは一時的なものであり、根本的な解決になっていないのです。男性型脱毛症(AGA)の範疇とはいえ、若年性脱毛症の場合は対処さえ間違えなければかなり高い確率で回復に向かうケースが多いのです。
若年性脱毛症の原因は、通常の男性型脱毛症の原因に加え、栄養の不足と運動の不足、そして睡眠時間の不規則というものの改善がとても重要になってきます。若年性脱毛症の人には、頭皮への血行の促進と冷えを改善する為に半身浴や足湯を積極的に導入することをお勧めします。そして、育毛剤の浸透を目的とした洗浄力の強いスカルプシャンプーなどで必要以上の皮脂や角質を取り除いたりしないように注意してください。必要以上の皮脂の除去や、フケを気にするあまり角質を過剰に取りすぎたりするとかえって症状は悪化します。発毛の本質は皮脂や角質の除去ではないということです。










