■円形脱毛症とは
円形脱毛症とは、円形の境目がはっきりした脱毛斑が発生し、拡大していく症状を言い、誰もが発症する可能性を持っています。一般的には10円玉くらいの脱毛と思われていますが、まつげ、体毛などに及ぶ場合もあります。(円形脱毛症の症状)
ストレスによって発症した場合ほとんどは6ヶ月程で自然治癒しますが、完治するかの見通しがつかない為、本人や家族の精神的苦痛ははかり知れません。回復に時間と根気を必要とする場合もあります。
■円形脱毛症の原因
円形脱毛症の原因はまだはっきりと分かっていません。考えられる原因として、遺伝的素因、精神的ストレス、内分泌異常、自己免疫疾患等が考えられています。
自己免疫疾患という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけ、誘因になるのかもしれません。ストレスによって円形脱毛になる原因は約3ヶ月前に起こった、何らかのストレス・生活環境の変化などが考えられます。
自己免疫疾患とは、免疫系は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患はこの免疫機能に異常が生じ、自分の体の一部分を異物とみなして攻撃してしまうことです。
一度攻撃が始まってしまうと、激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊されてしまい、元気な髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。
→ウコンに含まれるクルクミンは体内の全細胞に存在し、壊れかけた細胞を修復して体を守る機能があります。
遺伝的素因としては、家族内での発症が30%程度みられるほか、一卵性双生児で両者の発症率が高い事に対し、二卵性双生児では片方のみの発症であったとの報告があるほか、HLA検査で脱毛症患者に共通する型が認められている事などから、遺伝的素因がある事は確実とされています。
円形脱毛症は、一般的にストレスが原因と言われていますが、それだけではないようです。一度しっかり身体を休めてあげましょう。
■円形脱毛症の対策
円形脱毛症は保険治療の対象ですので、皮膚科で治療してもらえます。
1.自然治癒
ストレスによって発症した場合ほとんどは、6ヶ月程で自然治癒します。
解消方法は人によって違いますので、ストレスを溜めないようにしっかり睡眠を摂る等、自分自身で考えて実行してみましょう。→日常生活の注意
2.フロジン液(塩化カルプロニウム5%)
血管拡張作用を持つ医療用医薬品として開発され、医療用脱毛症治療薬「フロジン液」(健康保険適用)として処方されています。市販薬「カロヤン」等にも入っています。
3.ステロイド(塗り薬・注射・内服)
ステロイドは炎症を抑える優れた薬で、円形脱毛症にも適応します。
初期の脱毛には非常に有効だとされていますが、難治な患者さんにはほとんど無効です。脱毛部にステロイドを局所注射する治療法もありますが、注射部分にだけ毛が再生しますが、広範囲な場合はあまり適していません。ステロイドを内服すると難治の場合もかなり効くことがありますが、長期間続けるといろいろな副作用が起きる場合があります。
4.ドライアイス(冷凍療法)
ドライアイスを固めて、患部に1秒くらい軽くあて、刺激を与える方法です。 有効率は70%と言われています。(病院で行う治療法です。自分ではしないで下さい。)
5.局所免疫療法
かぶれを起こしやすいSADBEやDPCPという化学物質の溶液を、1〜2週に1回、患部に塗りあまり痒くない弱い皮膚炎を起こさせます。
現在、最も有効で安全な治療といわれています。有効率は90%以上と言われています。副作用として、人によってはひどいかぶれが起きることがあるので注意が必要です。
6.PUVA療法
ソラレンという薬品を内服もしくは、外用しそこに紫外線をあてる治療法です。
紫外線をあてるということから副作用を考慮する必要があります。
7.セファランチン
セファランチンとはアレルギーを抑えたり、血流をよくする飲み薬です。
抗アレルギー作用のほか、血流促進作用、免疫機能増強作用、さらには、造血機能の改善作用などが知られています。円形脱毛症や白血球減少症に適応します。市販薬「ハツモール」等にも入っています。










