ドイツの書物より古くから世間の注目を集め、今でも珍重されている「媚薬」についてを集めた文献を見つけました。この「媚薬」と言う名の「塗薬」「香」「飲み物」は中世の頃に高級階級の間で大流行したなどの歴史を持っています。そもそも「媚薬」という定義は一体何なのでしょうか?「俗信」と言う説も多く存在し、つい最近まで現代の医学でも、このような物質は存在しないと言われてきました。
しかし過去の資料などから現代の医学で科学的に証明されている物質も発見され、これからの研究結果が期待されます。そんな、今もなお世の人々の興味を集め、研究がすすめられている「媚薬」について、これから少し触れて見たいと思いま。C.Mエーベリング、C,レッチェ共著「媚薬」の一部より.「媚薬」とは各文化圏によって異なり、ある地方では「宗教的」や「まじない」な意味合いで用いられていたという記録も存在します。
中世のヨーロッパでは「媚薬」を作る人を「魔女」と言い、高級階級の人々で大流行していたと言う資料も存在します。そして現代医学が発展する中でそれらの成分の調査や分析が進められ、その結果ほとんどが「麻薬」に近い成分であったり、「まじない」的なものであったりすることがわかってきました。しかし、その中でも注目を集めたのが植物から摂れる「媚薬」、それが「アロマテラピー」として世に広がっている「精油」に見られると言うのです。
著「媚薬」より、香りと媚薬の関係について、一部を抜粋しました。魅惑的な香り、悩殺的な香り、誘発的な香り、官能を刺激する香りなどと評される香りはいろいろある。恋人の香水の香りに幻惑される男性は多い。この香りと性の結びつきは人類が遠い祖先から受け継いだ本能である。植物は芳香を放つ花で昆虫を誘って受粉し、動物は交尾の相手を匂いで探す。性フェロモンの働きがなければ多くの動物は子孫を残せないに違いない。
アメリカの科学者たちが「究極の媚薬」を研究中で非公開の実験を繰り返しているとあるが、これまでのところ彼らは何らかの匂いの物質を合成させようとしていることがわかっている。媚薬的効果のある匂いの物質を作り出そうとしたのは何も現代の科学者だけではない。東地中海地方やアジアではすでに太古の昔から官能の喜びを高めるバルサムや香、花の香りや香油が珍重されていた。多くの文化圏において嗅覚と性は密接につながっている。香水の歴史も性的魅力を高めたい欲求から始まったとされている。東南アジアでは「ヴァニラ」の香気が異性を誘うとも言い伝えがあるし、ドイツの古い言い伝えからは「バラ」が女性の象徴とされて媚薬効果を期待されていた。











