ドライオーガズム(Dry orgasm)は男性におけるオーガズムの一種で、射精を伴わないオーガズムを指す。ドライオルガズム、ドライオルガスムス、マルチプルオーガズムとも言う。愛好家の間では女性が達するオーガズムに近い体験と言われ、主に自慰によりこれに達する。
男性のオーガズムは通常射精を伴うが、前立腺刺激などにより、射精を伴わずにオーガズムに至ることも可能であり、これをドライオーガズムと言う。射精を伴うオーガズムをドライオーガズムに対してウェット(濡れた)オーガズムということもある。以上の定義からドライオーガズムは男性のオーガズムにのみ用いられる言葉である。
射精をともなうウェットオーガズムが主にペニスだけの快感であるのに比べ、ドライオーガズムはより広範囲の性感帯、時には下半身全体を快感が襲うこともある。多くの経験者はドライオーガズムはウェットオーガズムの10倍或いは100倍も強い快感をもたらすと報告している。また一回のオーガズムの時間も長い場合には1分以上も継続する場合もある。さらに射精を伴わない為、性的刺激が続く限り、何度も繰り返してドライオーガズムに達することができる
少年期の性的行為において精液の分泌が出来ない時期の少年のオーガズムは、ドライオーガズムとなる。この理論は複数の性科学者によって支持され、数件の報告がある。
ドライオーガズムの医学的見地
一般的な性行為においてオーガズムがドライオーガズムとなる場合は、何らかの性機能障害である可能性がある。具体的には「射精神経の異常」、「前立腺障害」、「(副)交感神経系の障害」などが挙げられる。前立腺癌である男性、前立腺癌術後の男性、前立腺肥大症の男性、前立腺の除去を行った男性、多発性硬化症の男性、骨盤内手術術後の男性、もしくは骨盤内臓神経に近い部位の放射線療法を行った男性などに、この状況が起こりえる。またこの状況は、医学的見地から逆行性射精などの射精障害とみなされる。












