媚薬と香りはどのような関係あるのか?香りは官能を刺激する香り、誘発的な香り、悩殺的な香り、魅惑的な香りなどと評される香りはいろいろある。恋人の香水の香りに幻惑される男性は多い。
この香りと性の結びつきは人類が遠い祖先から受け継いだ本能である。植物は芳香を放つ花で昆虫を誘って受粉し、動物は交尾の相手を匂いで探す。性フェロモンの働きがなければ多くの動物は子孫を残せないに違いない。
最近の研究によって人間の嗅覚器が脳下垂体(様々なホルモンの分泌を司っている器官)および生殖器と連動していることが明らかになった。したがってある匂いが性行動に直接的な影響を与えることやその逆のことがあり得るわけである。嗅覚は神経系の中の神経伝達物質を介して脳に伝達される。神経伝達物質がにおいに特にすばやく反応するため迅速な肉体的変化が起こるものと思われる。
アメリカの科学者たちが「究極の媚薬」を研究中で非公開の実験を繰り返しているとあるが、これまでのところ彼らは何らかの匂いの物質を合成させようとしていることがわかっている。媚薬的効果のある匂いの物質を作り出そうとしたのは何も現代の科学者だけではない。アジアや東地中海地方ではすでに太古の昔から官能の喜びを高める花の香りや香油、バルサムや香が珍重されていた。多くの文化圏において性と嗅覚は密接につながっている。
香水の歴史も性的魅力を高めたい欲求から始まったとされている。ドイツの古い言い伝えからは「バラ」が女性の象徴とされて媚薬効果を期待されていたし、東南アジアでは「ヴァニラ」の香気が異性を誘うとも言い伝えがある。














