先日から様々なところで取材をしていて、日本人男性のセックスレスの問題がいつも頭の片隅に引っかかります。以前はもっと元気があったような記憶があります。それは性欲の強さと言うか今の男性からは想像も出来ないくらい元気だったように思います。
私事ですが、私の年齢が39歳ですので私の友人は30代・40代が多いのですが、話を聞いていると、セックスに関してあまり興味がない人が多いのですね。また、子供がいないのでそろそろ欲しいけど、月に1〜2回しか性交渉をしないと言う人がほとんどです。これは何かがおかしいと感じています。そこで今回はいくつかの視点から性欲の減弱についての原因を探っていきたいと思います。
テストステロンの働きの1つとしてあげられるのが「性欲」「性衝動」です。そして異性を惹きつける体臭と言われるフェロモンを発生させて、ドーパミンという興奮作用のある神経伝達物質を増やします。そして、骨盤神経に作用して勃起を起こすなど、男性がセックスを行うために必要な「興奮」「勃起」などのスイッチを次々と立ち上げていく作用があるのです。
今回のこのテーマで最も関係あるのが「テストステロン」というホルモンではないかと仮説を立てました。
このテストステロンは人間の性欲と最も密接に関係しているホルモンなのですが、今の環境と生活がこのホルモン濃度を減らすように働いているのではないかと思うわけです。それでは1つずつ確認して参りましょう。
■日本人の射精数は変わらない?
キムミョンガン氏著書の「うまくいっていますか?」の中で日本人のセックス数は世界最低だが、射精数はたぶん世界最多のフランスより上ではないかと書いております。セックス産業が盛んな日本においては家庭ではセックスをせずに、外で性欲を満たすことが多いのではないかという仮説です。
確かにそういう説も納得ですが、最近それを割り引いても日本人男性の性欲が弱っているような気がするのは私だけでしょうか?近いうちにアンケート調査してみようかと思います。
■ストレスと運動不足
テストステロンは毛母細胞に作用して脱毛に関係していると言われています。
大きなストレスを感じると性欲や性衝動を失うということはよく聞く話です。ストレスはテストステロン血中濃度を下げると言われており、それと一致します。
先日の私の知り合いの方が離婚になったのですが、その裁判や後始末でまったく性欲がなくなったそうです。そこですべてが終わった後にEDではないかと病院に検査に行ったらテストステロンのレベルが通常レベルからかなり低くなっていたとのことです。
しかし、日常的なストレスは上記の例のように劇的に変化を起こしませんが、徐々に身体のホルモン値を下げている可能性があります。特に運動不足になりがちなホワイトカラー色の強い仕事はストレスの回避をアルコールや喫煙などの嗜好品で解消する傾向にあり、これらも悪影響を及ぼす原因になっています。
運動は以前にも書いたとおり、自律神経の調整や汗をかくことにより、デトックス効果、そして肥満防止に効果があるのでテストステロン濃度をあげる効果があります。運動を続けることにより、性欲の向上を図ることはある意味、「改善の王道」と言えると思います。
日本人の仕事への勤勉性は世界が認めるところですが、身体の管理も出来ないようではいい仕事が出来ないと思います。そのようなサポートと余裕を企業もビジネスマン本人も作ることが必要とされているのではないでしょうか?
■結婚の高齢化と男性更年期
タバコ、肥満、ストレスはテストステロン低下に結びつきます。 夫婦の性交渉が減っている理由の1つはこれではないかと考えております。20代をピークに年齢が高くなればなるほどこの血中のテストステロン濃度が減っていくことが知られています。特に最近では男性にも更年期があり、このテストステロンが影響していると言われております。その多くは45歳から65歳ぐらいの男性で、以下のような症状を訴えます。
1. 男性性機能障害:勃起障害、性欲低下など
2. 精神神経症状:気分がめげる、やる気が出ないなどのうつ的症状、不眠など
3. 自律神経失調症状・身体症状:のぼせ、汗をかく、動悸、息切れ、しびれ、めまい、筋力低下、肩こり、筋肉痛、腰痛、など
もし晩婚で性欲自体が低い場合は早めに泌尿器科ドクターに相談をするのか良いかと思います。適切な生活指導と治療法を提示してくれると思います。
■テストステロンが高くなくても良い日本
身体を鍛えて、テストステロン濃度をあげてセクシーな男を目指したいですね。
テストステロンの元々の作用を見てみるとこのホルモンの主たる目的は男らしさをぷんぷん匂わすホルモンであるということです。ということはどういうことかというと、男が男であることを誇示しなければならない社会ほど血中濃度が高くなるということです。
例えば、戦争中であるとか社会情勢が不安定であるとか、とにかく男性の力が必要とされる環境にあるとテストステロン血中濃度があがるのではないかと考えられます。
日本は世界的に見ても平和な時期がこれだけ長期間維持されている国はないでしょう。それも国民全員が総じて豊かになっています。よって男性ホルモン濃度をあげなくてもよい社会環境ともいえます。
日本の男性はホルモン値を上げて、男ぶりをあげて、魅力的な女性をゲットしなくても性欲処理は風俗産業に好みの美人がいればそれでOKということになります。
また結婚や子育てにしても我々の親の世代はそうすることが幸せであるという刷り込みがありましたが、今は価値観の多様化により、そういう選択をしない人も増えてきました。こういうことが複合的に合わさって男性のテストステロン濃度が減ってきているのではないかと感じています。
今回は日本人の性欲についてテストステロンの面から書いてみました。自分の同世代の友人にEDやセックスレスが多いのでそこを基に色々と調べてみました。それぞれみんなビジネス的にも成功しているし、日々充実して忙しくしているのですが、それがテストステロン血中濃度を下げているのかなというのが結論でした。
食事、運動、ストレスコントロール、ビジネス、コミュニケーションなどの要因がすべて性生活に反映されていることがわかりました。皆様も再度、自分自身の生活を見直して、テストステロン濃度の上がるような生活スタイルを作り上げて、魅力的な男性になってくださいね。私も頑張ります!














