性行為感染症(せいこういかんせんしょう、英Sexually Transmitted Disease)は、性行為によって感染する病気の総称。
■性行為感染症概念
性行為(SEX以外でもディープキス、ペッティング、フェラチオ、クンニリングス、アナルセックス等も含める)によって感染する全ての感染症をさし、性行為が最も通常の感染様式であるものをいう。
旧「性病予防法」に規定されていた性病よりも大きな概念である。
■性行為感染症疫学
日本では欧米先進諸国と異なり急増傾向にある。
各疾患ごとに増加傾向は異なるが、若い世代を中心に性の開放化が大きく進んだ事に、性行為感染症の知識や性教育が追いついていない事が大きな要因といえる。一般に「ピル飲めば生でHして大丈夫」というような言葉にもあるように性行為に対して「避妊」のみにしか知識が普及しておらず「行為感染症の予防」という知識が著しく欠けている事が大きな問題でもある。
欧米先進諸国では小中学校時よりコンドームの重要性を徹底して教え込んでおり、欧米の若者の多くは避妊というよりも感染症予防としてコンドームを持っていることが普通ともなってきている。欧米先進諸国では一般に性行為感染症は横這い、または減少傾向となっている。
また日本の性風俗店では、欧米と異なりいわゆる「本番行為」以外の「手コキ」「スマタ」「ピエロ」「性感マッサージ」等が多く、「本番行為」を行わない事で、ただ避妊さえすればよいという理由でコンドームを使用しないで直接陰部の接触を行うサービスが横行している事も感染の拡大を招いているともいえる。
■性行為感染症疾患一覧
感染経路はそれぞれ疾患ごとに異なるが、いずれも接触感染を基本としている。それぞれの感染経路は各疾患を参照。
ウイルス
単純ヘルペスウイルス(性器ヘルペス)
ヒト乳頭腫ウイルス(尖圭コンジローマ、子宮頚癌)
B型肝炎
C型肝炎(STDの定義に該当するか議論がある)
ヒト免疫不全ウイルス(HIV、エイズ)
成人T細胞白血病(HTLV)
サイトメガロウイルス感染症
伝染性軟属腫
細菌
梅毒
性器クラミジア感染症(鼠径リンパ肉芽腫症)
淋病(淋菌感染症)
軟性下疳
真菌
カンジダ、口腔カンジダ症
寄生虫、原虫
トリコモナス原虫による感染症
アメーバ赤痢
毛じらみ症
疥癬、白癬
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