パートナーとのセックスに消極的な人が増えている?セックスレスという言葉自体、1991年より以前にはなかった。セックスレスというと、倦怠期を迎えた夫婦の悩みだったり、夫は仕事が忙しく、妻は育児と家事で大変という状態のカップルに多いようですが、最近では若い人達にもセックスレスが増えているそうです。
ちょっと驚きのデータがあるので、ご紹介します。日本人の国民1人あたりの1年間のセックス回数は46回だそうです。この数字は、英国のコンドームメーカーDurex社が2004年に世界41か国35万人以上の成人男女を対象に実施したアンケートのもの。その平均は103回で、日本は41か国の中で最下位だったそうです。これって、日本人の自己評価が低いことに関係があるのでしょうか。最近の学生の意識調査でも「自分のことが好きではない」「自分を魅力的だと思えない」という回答が目立つようです。自分への評価が低い、自分に自信を持てないことで、セックスにも消極的になってしまう人が多いのでは?
『セックスレスの精神医学』阿部輝夫・著(ちくま新書)によるとセックスレスとは、「特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャル・コンタクトが1か月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」のこと。パートナーがいない人は対象ではありません。パートナーがいるのに、「したくてもできない」または「しなくてもいい」というケースが当てはまります。
最近では、男性の「性嫌悪症」が増加しているそうです。つきあっているのだから、相手のことが嫌いになったわけではない。でも、セックスはしたくない、またはできないということ。どちらかが不満を持っている場合、改善しようと努力したりするけれど、そろってセックスを重視しないカップルが増えているということ。
原因はいろいろ考えられると思います。ストレスがあったり、忙しかったりすること。不規則な生活で精神のゆがみを直せないまま日常をこなすのに精一杯な人もいるでしょう。また、今は刺激を求めれば簡単に手に入る時代です。インターネットの影響も大きいはずです。過激な画像の他、ネットを使った気軽な出会いも増えました。好みのキャラクターには萌えるけど、生身の女性には興味を持てない人も多いのではないでしょうか。異常な刺激に麻痺してしまって、健全な性欲が持てなくなっている人が今の日本で確実に増えています。
私は、約10年ほど若い女の子の激しい恋愛体験手記を読む仕事をしているけれど、望まない妊娠や性感染症などは問題だと思っていました。でも、セックスレスについてはあまり考えたことがなかったかもしれません。セックスを重視しないカップルは増えています。セックスレスカップルの急増、それにはどんな問題があるのでしょう













