精力の減退等で悩む方に、漢方の専門家による漢方治療のアドバイスを紹介いたします。
Q:私は、糖尿病になって以来、精力の減退悩んでいます。糖尿病はなかなか簡単に完治しない病気ですので、これからもずっと性生活でもコンプレックスを抱えていかなければならないのでしょうか。何か精力を回復できる、いい漢方薬はありますか?(T・Yさん、43歳・男性会社員)
A:精力減退は腎虚といって、腎機能の低下から起こります。糖尿病は腎虚の代表的な病気です。腎虚が原因で精力減退に悩む人におすすめしたいのが、八味地黄丸(ハチミジオウガン)という薬です。これは、昔から中年以降とくに老人の精力剤としても使われてきた有名な薬ですが、糖尿病の症状を改善しながら、精力を回復させる効果があります。飲み方としては、お猪口に少々のお酒にハチミツをたらし水でうすめて一緒に飲むと、さらに薬効が高くなります。
Q:私は結核を患い、六ヶ月ほど入院していました。先日、やっと退院することができましたが、以前に比べてかなり体力が落ちており、何につけてもやる気が起こらず、仕事にも身が入りません。おまけに、前は精力にはかなり自信があったのに、
そちらの方もまったくダメになってしまったのです。そんな私に合った漢方薬は何ですか?(U・Dさん、45歳・販売業)
A:病後や手術後は、体の「気・血・水」のバランスが悪くなっているため、体力や気力が衰弱し、どうしても精力が減退してしまうものです。そのような疲労倦怠感を取り去り気力、体力をつける漢方薬といえば、十全大補湯(ジュウゼンダイホトウ)です。この薬は、体のすべてのバランスをよくする効果があり、病中、病後、術後の血行異常、水分代謝異常、精神衰弱などを解消することができます。そして、体力の回復とともに、おのずと精力も回復してくるはずです。
Q:私はどちらかというと体力には自信があり、食欲も旺盛です。ところが、職場で配置変えがあり、いきなり仕事が忙しくなってからというもの、そのストレスのせいか、めっきり精力が減退してしまいました。夜、妻に求められても、何となく萎えてしまい、セックスレスの日々が続いています。こういうことは、恥ずかしくて人にはなかなか相談できないので、精力を回復できるいい漢方薬はありますか?(O・Sさん、35歳・男性会社員)
A:体が元気なのに、精力が減退してしまうということは、非常に悩むケースですね。O・Sさんのように元気な人ほど、環境の変化や仕事の多忙さからくるストレスなど、精神的な疲れがひどくあらわれ、精力にも影響してきます。このような人には、柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)がおすすめです。この漢方薬は、肝腎臓など内臓の働きを増強して、精神不安やイライラなどの精神神経症状も取り去り、再び精力に自信が持てるように導いてくれます。














