男性ペニスの大きさと精力の強弱はあまり関係がありません。大きいペニスの持ち主が精力が強いとは必ずしも言い切れないのです。それより重要なことは勃起力です。勃起力とは、拡張力、硬さ、勃起角度を総合したものをいいます。日本人の場合、勃起時の長さは、平均でおよそ12cmほどが標準値。これは欧米人に比べて短いようですが、膨張係数は大きく、勃起力が強いことを示しています。
ペニス勃起の秘密は、勃起をつかさどる神経と大量の血液にあります。普通性欲が起きると、脊髄にある勃起中枢が命令を下しペニスの中の繊維を緊張させ、静脈の出口を締めつけます。同時に一方では大脳からの命令によって動脈が膨張して血液が海綿体に充満し、ペニスを硬く隆起させてくれるのです。つまり勃起中枢の司令によって動脈の関門が開き、そこに勢いよく血液が流れ込む。これが勃起の仕組みなのです。
ペニス勃起は興奮の仕方によって大きく性的勃起と反射性的勃起のふたつに分けることができます。性的勃起は精神的、情緒的な刺激によって起こるもので、女性のヌード写真を見たり、セクシーな声を聞いたりしたときに起こります。つまり視覚、聴覚、臭覚などを通して大脳が興奮し、その刺激が勃起中枢まで伝わるわけです。一方、反射性的勃起では、ペニスやペニスの周辺に加わった直接的な刺激、例えば手や足が触れただけで勃起が起こり、今度は陰部神経を通って勃起中枢に刺激が伝わります。この場合、頭の中ではまったくエロチックなイメージを抱いていなくても、体が勝手に反応してしまいます。
また、性的な刺激や心理作用のほかにもペニスが勃起場合があります。健康な男性なら誰もが経験する、俗にいう朝立ち。これは、尿の充満した膀胱が、近くにある精のうを圧迫し、その刺激が伝わって射精反応を始めようとするために起こる現象です。ペニスの海綿体に血液がいっぱいに吸い込まれ膨脹すると、容積は平常時の三倍にもなりますが、この主体となるのは陰茎海綿体で、尿道海綿体の先端にある亀頭は硬くはなりません。














